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ナイフシースの製作

2018年10月21日
本業の「猟師」さんからナイフシースのオーダー。遊びではなくホンモノの道具として使う解体用のナイフなのでこちらもおのずと気合いが入ります。それは同じく生き物の革を使って商売してる僕としては命に対して敬意を払わなくてはならないから。頑丈で末永く使える道具としてのナイフシースを作ろうと思います。
と一つ前のブログからコピペしました。でも本気です。芯材とトコ革を使ってざっくりした試作品をつくります。

試作1号。全然ダメでした。何がダメかというと小さいナイフを抜くには大きなナイフを抜かないと引っかかるから。大小どちらのナイフもスッと取り出せるように。

小ナイフをオフセットしてみました。いい感じです。

ちなみに試作なのでミシンでガシガシ縫ってます。サリーちゃん10mm超えの厚みを縫えるのはスゲーと思いました。

もう一度型紙を見直していざ製作!

ちょっとこの時点でうっすら後悔してます。縫えるんかなー?(手縫いで)

真っ直ぐ、真っ直ぐ、真っ直ぐに刺す。

真っ直ぐ刺すから菱錐が折れたりはしないのですが

3本抜けました。おそるべし…

縫います。たぶん今までで最高の厚さ。お歳暮にハムの人からもらったハムを贅沢に厚切りして焼くぐらいの厚さです。

やればできましたね。

完成!

この先20年は使ってもらわないと困ります。

とてもカッコよくできたと思います。

実測値で17mmありました。縫える限界。

ちなみに気になるでしょ?
裏の縫い目。

ちゃんとやってます。

スモールライトで小さくなって

この間に埋まりたいです。