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サイドバッグとミドルウォレット

2019年11月21日

「近眼と老眼」

中学校に入学した頃だったかな?黒板の文字がボヤけて見えにくい。そう感じた時からずっと眼鏡です。多少は遺伝の影響もあるのでしょうか?母親がド近眼だった為なのかボクもド近眼です。視力検査の一番上のC(ランドルト環と言うらしいですね)がいきなり見えません。視力は0.03とかです。まあ、眼鏡を掛ける事自体は嫌いでは無く「眼鏡は顔の一部です」というCMのように眼鏡もファッションの一部として楽しんでおります。
ただ、ここ2〜3年で困った事が起きました。40代中年男性は「老眼」となりました。近眼用の眼鏡を掛けてると遠くは見えるが近くが見えない。眼鏡を外すと近くは見えるが遠くは見えない。スマホを触る時、本を読む時、文字を書く時、そして手縫いする時は眼鏡を外してます。机の上に置くかおじさんがよくやるオデコに眼鏡を引っ掛けてというスタイルになりました。周りを見る時は眼鏡を掛けて、また外して文字を書く、また掛ける…
そしてとうとうやってしまいました。オデコに眼鏡を引っ掛けたまま…
「メガネ…メガネ…あれ?どこいった?」
と机の上を探し回ってました。
そんなおじさんが一生懸命作っております。

かなり特殊なカタチのバッグです。

三角形の面白いカタチです。

もうすぐ完成というところでしたがあると思ってたバックルが一つ足りず慌てて発注。

バックルが届いたので無事に90%完成です。

残りの10%はバイクのフレームに取り付けてベルトの長さを調整して完成ですね。バイクのサイドに取り付けるツールバッグです。過酷な環境でも使えるようにホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用しました。今度バイクを持ってきて頂いて取り付けたらまた画像アップします。とてもカッコイイバイクなので楽しみですね。

同じクロムエクセルレザーで

ミドルウォレット。シンプルバージョンです。

大きな一枚の革に一つしか無いホーウィン社のスタンプを札入れの裏側にもってきました。革一枚を使い切るタイミングでしか作れません。

クロムエクセルレザーを切って貼ってシニュー糸で縫っただけのシンプルなウォレットはたぶん一生使えます。

↑こちらで販売してます。スタンプ入りは限定品ですのでお早めに。
漉き機のお話。
レザークラフトをやる上ではとても欲しくなりますよね?これさえあればどんな分厚い革でも自由自在に漉いて好きなパーツを作れると。
50%正解ですが、しょせん漉き機は「ヘリ漉き機」なのです。そう、ベタ漉きは本来の機能ではありません。分厚い革を無理矢理に漉こうとすれば大切な回転刃を回すシャフトが曲がったりします。そうすれば修理に莫大な費用が必要になります。
じゃ、全くベタ漉きが出来ないかというとそうでもありません。コツとテクニックと漉き機の調整でウォレットのパーツぐらいならベタ漉きは可能です。
試してみましょう

2.5mm弱の革です。サイズは5cm×15cmぐらいです。

ちゃんと刃を研いで、押さえの並行を調整して、送り樽もきちんと調整すれば

革は自動的に真っ直ぐ進んで行きます。

何度かに分けて漉きます。(2.5mmからいきなり1.0mmとかは無理ですし、漉き機に負担が掛かります)
1.0mmぐらいまで漉く事ができました。

さらにシビアな調整をすれば

0.5mmぐらいまでは漉けます。その気になればもっと薄くも可能ですが…

そして漉き跡も調整次第では出ません。

裏側がシマシマになったり漉き跡が出るのは調整不足です。

あと、押さえの加工も必要です。こちらベタ漉き用の押さえです。

漉き機は本当に便利な機械です。買って良かったと思える機械ですし、コツは要りますが段々と調整は分かってきます。(漉き機についての質問はナシですよ)
ただ、買う際は信用できるミシン屋さんで買って下さい。ヤフオクや変な業者から買うとハズレを引く可能性もありますし、ミシン屋さんで買うとアフターメンテナンスもしてくれます。安い機械ではないので信用できるとこから買って下さい。
あと、週末クラフターさんで、ベタ漉きしないならニッピから出てる小さい家庭用の漉き機でも十分ですよ。テーブルに置けるサイズもイイですし。
さあ、冬本番ですね。

オコタが起動しました。